活動報告

日本国際交流センター(JCIE)は、2020年9月25日に、「外国ルーツ青少年未来創造事業」(SYDRIS)の一環として、第二回ネットワーク会議をオンラインによる遠隔会議の形式で開催しました。

 

第二回目となる今回の会議は、各団体の活動・事業が本格化していく中、その成果の発信と、「外国ルーツ青少年未来創造事業」としてのコレクティブ・インパクトをどう結びつけていくべきか検討することを目的に実施しました。

 

 

 

最初に、各団体からコロナ禍における事業実施状況について報告されました。新型コロナウイルス感染拡大が長期化している中、対面式のイベントや交流会などにおいては事業実施の延期・見直しの影響が出ている一方、オンラインの活用を含め様々な工夫・対応策を講じていることにより、参加者や支援者の幅が広がっているという新たな成果も報告されました。

 

続いて、「外国ルーツ青少年未来創造事業」(SYDRIS)として、社会に向けたコレクティブ・インパクトを発信していく上で欠かせない、事業としての現状認識や目指す方向・ビジョン、そして各団体の活動の位置づけについて共有しました。まず、外国ルーツ青少年を取り巻く教育・就労などの社会課題の解決へ向け、各団体の活動を有機的に繋げることで、本事業の社会的意義や成果が一層明確になることが強調されました。そのために、JCIEとして、各団体の活動を支える組織基盤強化に向けた伴走支援や啓発・アドボカシー活動に取り組んでいくことを説明しました。質疑応答では、JCIEと各団体、また団体間の連携・協働により提示された新たな支援モデルを波及していくためにも、ステークホルダーや当事者を巻き込むための働きかけを一層重視していくことが重要という事業全体としての活動の方向性を確認しました。

 

最後に、JCIEの評価アドバイザーである小林立明先生(多摩大学社会的投資研究所主任研究員)より、成果発信のための社会的インパクト評価の活用について説明が行われました。市民公益活動においては、社会的インパクト評価の認知度がまだ低く、その意義が十分に伝わっていないことを指摘しました。しかし、社会的インパクト評価には、事業の改善や関係者との連携強化、成果を可視化、社会的認知や信頼性の向上などのメリットがあることを認識する必要があると強調しました。また、各団体による活動をそれぞれの成果として発信していくことが重要であると同時に、各団体が行っている活動を組織化し、「外国ルーツ青少年未来創造事業」全体として、コレクティブ・インパクトを発信していくことにより、各団体では達成が難しいインパクトを実現していくことが重要と述べました。

 

 

資料

プログラム

参加者

議事録

・「外国ルーツ青少年未来創造事業が目指すものとは

 (日本国際交流センターシニア・プログラム・オフィサー 李惠珍)

・「成果発信のための社会的インパクト評価の活用

   (多摩大学社会的投資研究所主任研究員 小林立明)

 

 

ネットワーク会議参加団体の事業実施状況

                         団体名     紹介資料
  • IKUNO・多文化ふらっと

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  • 特定非営利活動法人ABCジャパン

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  • glolab

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  • 社会福祉法人さぽうとにじゅういち
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  • 特定非営利活動法人青少年自立援助センター
URL
  • 高岡外国人の子どものことばと学力を考える会  (アレッセ高岡)

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  • 一般社団法人DiVE.tv
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