活動報告
日本国際交流センター(JCIE)は、2023年2月9日、共生の未来全国連携事業・東京会議を開催しました。この会議には各地で多文化共生のリーダーとして活動されている6県の代表者が参加し、各地における多文化共生活動の状況と課題について議論するとともに、多文化共生を進めるための多様なセクターの代表が参画するプラットフォーム構築について検討を行いました。
会議では最初に全国的な動きとして、国際協力機構(JICA)及び国民生活産業・消費者団体連合会(生団連)の代表者から「JICAによる多文化共生事業」と「経済界からみた外国人の受入れ」について発表と質疑応答が行われ、多文化共生の新たな動きが開始されていることを知る機会となりました。
その後、利根英夫 トヨタ財団プログラムオフィサーによる「地域から見た多文化共生-共生の未来事業の課題」の発表ののち、各参加者が地域における多文化共生の活動の状況について発表し、活発な質疑応答が行われました。議論では人口減少が加速する状況と各地で外国人の増加が続き、それに伴う新たな諸課題について共有がされました。同時に、各地で新たな着眼点からの支援や活動が報告され、コロナ禍で滞っていた地域間の情報交流の重要性が再認識されました。プラットフォーム構築についてもその必要性についての認識が深まる機会となりました。
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