活動報告
日本国際交流センター(JCIE)は、西日本新聞社と九州経済連合会との共催により、2019年11月26日に福岡市にて、シンポジウム「外国人労働者受入れと日本の未来~九州・日本の視点から~」を開催しました。このシンポジウムは、2018年から実施している「外国人材の受入れに関する円卓会議」の地方展開の一環として、円卓会議のメンバーであるイデア九州・アジア理事長の井手修身氏の協力により実施されました。
地域において円卓会議による政策提言「在留外国人等基本法」を発表する機会をもつとともに、地域の状況を踏まえた外国人受入れのあり方についての議論を深めることを目的とし開催した本シンポジウムには、地元の企業関係者や自治体関係者、NPO/NGO、九州に在住する留学生等80名以上が集まりました。
シンポジウムでは、共催機関を代表した大河原昭夫JCIE理事長が開会のあいさつの後、毛受敏浩JCIE執行理事から本年3月に発表した「外国人材の受入れに関する円卓会議」による提言「外国人とともに創る日本の未来ビジョン」及び「在留外国人等基本法の要綱案」の説明が行われました。
その後、「企業の外国人活用と留学生の課題」をテーマに、円卓会議メンバーである株式会社セブン-イレブン・ジャパンの安井誠氏、群馬大学の結城恵教授のほか、福岡の経済界や留学生の代表らからの事例紹介を受けました。それを踏まえて、事例発表者らによるパネルディスカッションでは企業における留学生の受入れ体制の在り方、外国人にとって暮らしやすい地域社会の在り方、留学生の卒業後の地域への定着のための支援の在り方などについて活発な議論が行われました。
メディア報道
共催の西日本新聞社がシンポジウムの様子を報道しました。
「地域で生きる仲間として」外国人労働者とのシンポ(西日本新聞、2019年12月6日)