活動報告
日本国際交流センター(JCIE)では、2017年5月の塩崎恭久厚生労働大臣訪米の機会を捉えて、米国の戦略国際問題研究所(CSIS)との共催により第2回日米グローバルヘルス協力対話を実施しました。5月3日にCSISで開催された本対話には、米国大統領府や両国のグローバルヘルスに関わる主要な政府機関、医療研究支援機関や医薬品・医療機器等審査機関の幹部、米国の民間財団や企業の代表など計40名以上が参加し、3月に開催された第1回対話の議論を踏まえ、健康安全保障、感染症、多国間機関のガバナンス、イノベーションの各分野での日米協力を強化する方途について意見を交わしました。
本対話では、日米関係においては、米国での政権交代による対米
会議レポート
U.S.-Japan Dialogue: Strengthening the Partnership on Global Health
Joint Meeting Summary Report by CSIS and JCIE (2017年7月25日)
プログラム
歓迎の辞
ジョン・ハムレ 戦略国際問題研究所(CSIS)理事長・CEO
大河原昭夫 日本国際交流センター(JCIE)理事長・CEO
特別リマークス
マイケル・グリーンCSISアジア担当上級副所長兼ジャパン・チェアーによる大臣の紹介
塩崎恭久 厚生労働大臣 (和文/英文)
討議
- 健康安全保障
パンデミックへの備え、規制当局の調和、緊急事態への基礎的対応能力の開発 - 感染症
- 世界エイズ・結核・マラリア対策基金、Gaviワクチンアライアンス、等
- 多国間機関のガバナンス
WHO改革、世界銀行、現場の国連諸機関の強化、G7 - イノベーション
感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)、米国国立衛生研究所(NIH)・日本医療研究開発機構(AMED)及びアメリカ食品医薬品局(FDA)・医薬品医療機器総合機構(PMDA)の協力
総括―今後の方向性
J. ステファン・モリソン CSIS副所長、グローバルヘルスポリシーセンター所長
武見敬三 参議院議員、JCIEシニア・フェロー