活動報告
2018年6月9日から20日まで、日米青年政治指導者交流プログラムの第29回日本側代表団として6名の政党関係者が、ワシントンD.C.、オクラホマ州、コロラド州を訪問しました。
日本国際交流センター(JCIE)では、日米両国の若手政治リーダーの交流を目的として、米国青年政治指導者会議(ACYPL)との共催で、1973年からこのプログラムを実施しています。米国からは、地方議会議員や政党の関係者、連邦議会や行政府のスタッフなどが訪日、日本からは、地方議会議員、国会議員秘書、政党スタッフなどが訪米し、政治、経済、社会の課題に関してブリーフィングを受け、意見交換を行っています。これまでの参加者は、日米両国で延べ約400名にのぼり、歴代の参加者の間で世代を超えた広範なネットワークが形成されています。本プログラムは、国際交流基金日米センターの助成を受けて実施しています。今回の訪米の概要は以下のとおりです。
ワシントンD.C.
ワシントンD.C.では、米国側主催者である米国青年政治指導者会議の全面協力により、多彩なミーティングおよび視察が行われました。国務省、日本大使館、連邦議会関係者などを訪問したほか、自動車やエンターテーメント業界などの企業団体関係者、著名な選挙コンサルタント、共和党国際研究所で女性政治リーダー育成に携る関係者などと懇談し、中間選挙の見通し、トランプ政権下での貿易政策の変遷と米国内での影響、グローバルな通商枠組みと米国、米国内政治や企業・業界団体にによるロビー活動などについてブリーフィングを受け、幅広く議論を行いました。その他に、リンカーンメモリアルやスミソニアン博物館群を視察し、米国の歴史と無料開放されている公共施設の運営のあり方など理解を深めました。
オクラホマ州
続いて訪問したオクラホマ州では、ジョー・ドーマン元州議会議員のホストで、プログラムを実施しました。ジェームス・ウイリアムソン州務長官、全米主要都市で最も若手の市長であるオクラホマシティのデービッド・ホルト 市長と和やかに意見交換を行った他、オクラホマ州の公共教育施設であるグレートプレインズテクノロジーセンターを視察し、高校中退者や経済的に困窮した世帯の子供たち、社会人のためのキャリア教育と資格取得支援が充実した教育環境で行われている様子を目の当たりにしました。同施設訪問の様子は、地元テレビ局KSWOの夕方のニュースで報道された他、地元紙Lawton Consititutionにインタビュー記事が掲載されました。
KSWOによる報道
http://www.kswo.com/story/38429230/japanese-political-leaders-visit-lawton
The Lawton Constitution 掲載記事
http://www.swoknews.com/business/japanese-delegation-visits-tech-center
コロラド州(デンバー・コロラドスプリングス)
コロラド州最大の慈善団体であるエルポマー財団のホストで実施されたコロラド州プログラムでは、デンバーおよコロラドスプリングス市を訪問しました。デンバーでは、平木場弘人在デンバー日本国総領事、元州議会議員などの地方議会関係者と懇談を行い、中間選挙でのコロラド州内の情勢や同時に実施される同州知事選が話題となりました。コロラドスプリングス市では、ジョン・スザーズ同市長参加のもと、エルポマー財団主催の歓迎レセプションが開催され、地元の有力者が多数参加しました。また、同市を擁するエルパソ郡の郡議会や同市議会で米国地方政府の仕組みと役割に関しブリーフィングを受けました。さらに、同市に所在する米国オリンピック訓練センター、米国空軍士官学校を視察しました。
参加者
襲田 真智子 高井崇志衆議院議員政策担当秘書(立憲民主党)
清岡 拓也 自由民主党本部総務局副参事
塩野 正貴 公明党本部総務局経理部主任
本間 英雄 公明新聞教宣部主任
眞鍋 麻未 自由民主党本部組織運動本部主事
森 大介 自由民主党本部選挙対策本部副主幹
(五十音順、肩書きは訪米当時)