活動報告
日本国際交流センター(JCIE)では、2023年6月1日に、「外国ルーツ青少年の教育スタート支援事業」の一環として、第1回全体会議を開催しました。
本全体会議は、当事業に採択された7団体及びその関係者に対して、交流及び情報共有の機会を提供し、外国ルーツ青少年を支える団体同士の連携及び協力を図ることを目的に行われました。第1回目となる本会議では、当事業に採択された7つの団体及び関係者を含め、29名が参加し、各団体及び活動の紹介と質疑応答の時間を持ちました。
はじめに毛受敏浩執行理事が開会のあいさつを行い、外国ルーツ青少年の教育を取り巻く状況や、その支援の重要性などを話しました。
7つの団体の代表からは、各団体が行っている活動に対する紹介と、本事業で行う活動の狙いや目標について発表がありました。それぞれの団体は、活動拠点や領域における外国ルーツ青少年を取り巻く課題と、外国ルーツ青少年と保護者を対象とした学習・キャリア支援、外国ルーツ青少年に対するニーズ調査、教育フェアの開催、他団体に対する支援ノウハウの移転など、課題に対する様々なアプローチ方法について説明し、本事業を通して目指す状態等について共有しました。
質疑応答では、組織運営におけるバックオフィス体制や、外国ルーツ青少年の支援方法におけるノウハウなどの質問が出され、共通の課題意識が明らかになるとともに、今後の参加団体同士の情報共有に対する期待が表明されました。
最後に、李惠珍(イ・ヘジン)シニア・プログラム・オフィサーより、新型コロナウィルスの収束に伴う入国規制緩和による新規・再入国者の増加等、外国ルーツ青少年を取り巻く環境の変化の中、今後を見据えて、今必要とされている取り組みとその支援方法が何かを本事業を通して一緒に探っていきたいと述べ、会議を締めくくりました。
資料
・次第