活動報告
日本国際交流センター(JCIE)では、日米両国の若手政治リーダーの交流を目的として、米国青年政治指導者会議(ACYPL)との共催で「日米青年政治指導者交流プログラム」を実施しています。例年は、約10日間にわたり両国の若手地方議員や政治関係者などの代表団が相互に訪問し、ワシントンDCや東京および地方都市2か所に滞在しながら、政治、経済、社会の課題に関してブリーフィングを受けるなど交流を深めるプログラムを行っていますが、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大による水際対策措置を考慮し、オンラインにてブリーフィングセッションを開催しました。
2022年3月2日~25日にかけて、「日米青年政治指導者オンライン交流プログラム」と題して、地方議員・政党職員・NPO主催者・独立行政法人職員・地方紙ジャーナリストなど8名の日本代表団を対象に、ブリーフィングを8回シリーズで行いました。国務省高官、著名なジャーナリスト、連邦議会幹部スタッフ、地方議員、専門家などをスピーカーに迎え、「日米関係の今後」、「米国内政治と 2022 年中間選挙の見通し」、「民主主義社会におけるメディアの役割」、「連邦議会の機能不全と地方議会の現況」、「州議会議員選挙にみる人口動態の変遷と選挙区割変更がもたらす影響」、「予期できない国際情勢変化に日米同盟の果たすべき役割」、「高齢化に対する米国の対応」、「米国における地方再活性化の取り組み」をテーマに、活発に意見を交換しました。
1973年の開始以来、日米青年政治指導者交流プログラムの参加者は、日米両国で延べ約300名にのぼり、歴代の参加者の間で世代を超えた広範なネットワークが形成されています。本年度は、一般財団法人MRAハウスからの助成で実施しました。
今回のプログラム参加者は、以下のとおりです。
参加者
足立 伸也 独立行政法人国際協力機構 経済開発部 民間セクター開発グループ
倉島 清香 長野県千曲市議会議員
坂本 南海 新周南新聞社記者
鈴木 洋一 NPO 法人 Wake Up Japan 代表
田添 麻友 東京都目黒区議会議員
永菅 裕一 NPO 法人 棚田LOVER’s 理事長
山口 俊樹 宮崎県宮崎市議会議員
吉田 菜穂 公明党本部国際局
オブザーバー
福田 吏江子 山口県周南市議会議員(2017年度訪米プログラム参加者)
(五十音順、肩書きはプログラム参加当時)