活動報告
日本国際交流センター(JCIE)は、元外務審議官の田中均JCIEシニア・フェローを塾頭に、各界の若手リーダーを対象とした半期8回の集中型講義「JCIE田中塾(旧麻布田中塾)」を2006年度より実施しています。当塾は、国際社会が大きな変革を迎えている時代、日本はいかに対外関係に能動的にかかわるべきか、課題を含めて理解を深め、その上で自身の意見として対外的に発信する能力を高めること、そして闊達な議論を通じ、参加者間のネットワーキング醸成を目的としています。
この度第14期を迎えたJCIE田中塾『世界情勢と日本の戦略―日本は米中対立で生き残れるか?』を2021年11月-2022年3月にオンラインで実施しました。今期は、JCIE法人会員企業をはじめとする企業、メディア、学者、官公庁から12名の塾生が参加し、コロナ後の国際構造を俯瞰すると共に、バイデン政権下での日米関係、先鋭化する米中関係、朝鮮半島情勢、EU・英国・ロシア、そして日本国内と地域毎に各回取り上げ、とりわけロシアのウクライナ侵攻が国際秩序に与える影響をリアルタイムに捉え、今後の国際情勢及び日本が取るべき外交戦略について多面的に議論を行いました。
第14期実施スケジュール
第1回 2021年11月26日(金) 総論:国内・国際情勢の概観
第2回 2021年12月10日(金) 戦略論
第3回 2022年 1月14日(金)米国の分断とバイデン政権
第4回 2022年 1月28日(金)中国は何処へ行く
第5回 2022年 2月 4日(金)朝鮮半島にどう向き合う
第6回 2022年 2月18日(金)欧州は何処へ行く
第7回 2022年 3月 4日(金)中東情勢の展望
第8回 2022年 3月18日 (金)日本の将来展望
来年度の第15期のご案内はこちらのページに秋ごろ掲載予定です。
過去の麻布田中塾
- 第一期 日本の新しい能動的外交(2006年4月-6月)
- 第二期 台頭する東アジアと日本の外交構想(2007年3月-5月)
- 第三期 能動的対外関係に従事するプロフェッショナルの育成(2009年10月-2010年1月)
- 第四期 日本の対外関係の総点検と能動的外交の再構築(2011年1月-5月)
- 第五期 日本外交の再設計(2012年10月-2013年2月)
- 第六期 地政学的リスクと回避の戦略(2013年11月-2014年2月)
- 第七期 2020年の世界と日本の外交戦略(2014年12月-2015年3月)
- 第八期 中長期的な7大地政学リスク(2015年11月-2016年2月)
- 第九期 グローバル・ガバナンスと日本の中長期的戦略 (2016年12月-2017年3月)
- 第十期 国際構造の変化と日本が取るべき外交戦略(2017年12月-2018年3月)
- 第十一期 平成から新時代へ 能動的・戦略的外交の再構築 (2018年12月-2019年3月)
- 第十二期 国際秩序の行方と日本の役割 (2019年11月-2020年3月)
- 第十三期 ポストコロナ時代の世界地図 日本外交の再定義(2021年1月-2021年3月)