活動報告
「在留外国人への緊急支援と持続的な体制構築-民間団体による活動広報、資金調達環境整備事業」(SAFOR:Sustainable Aid Systems for Foreign Residents in Japan)
日本国際交流センター(JCIE)では、2022年3月より、特定非営利活動法人ジャパンプラットフォーム(JPF)とコンソーシアムを組み、休眠預金等交付金を活用した「在留外国人への緊急支援と持続的な体制構築-民間団体による活動広報、資金調達環境整備事業」(SAFOR)を開始します。
JCIEでは、2021年4月より1年間の事業として、国内外での人道支援に取り組んできたJPFと共同して、コロナ禍で在留外国人の労働、教育、社会保障等における脆弱性が社会からの「孤立」に結びつかないように、「緊急人道支援」と「支援基盤作り」を組み合わせた「支援が届かない在留外国人等への人道的支援-孤立に陥らないための支援体制の基礎づくり事業」(HAMIS)を実施してきました。
HAMIS事業を通じて延べ約16,000人に支援を届けることができましたが、依然として数十万人規模の在留外国人が帰国困難に伴う不安定な在留状況や、言葉の壁による情報取得の困難などで公的支援を受けられない状況が続いています。また、長期化するコロナ禍の中、これまで公的支援のはざまを補い、相互扶助、共助を支えてきた外国人コミュニティや支援団体によるセーフティネット機能が全体的に低下しています。
このような状況を踏まえて、JCIEではJPFと共同して、生活に困窮する在留外国人に対する継続的な緊急人道支援を行うとともに、彼らがより安定かつ安全な生活、就労を目指すことができるように、生活訓練や技能取得訓練などの自立支援を行う団体に対して助成を行います。また、相互扶助、共助を担ってきた外国人コミュニティや支援者・支援団体によるファンドレイジング体制の構築や、支援の質の向上に向けた関連機関同士の連携による事業運用の体系化などを通して、持続的な支援に向けての社会資源の開発に資する活動を支援します。
助成事業
- 助成の公募
- 応募申請団体一覧
- 助成対象事業一覧
- SAFOR 第1回全体会議
- 公開シンポジウム「あなたの知らない日本に暮らす外国人」開催案内
- 在留外国人に関する意識調査 アンケート結果報告
- 公開シンポジウム「あなたの知らない日本に暮らす外国人」開催報告