活動報告
東京栄養サミット2021「Investing in Nutrition – Role of catalytic financing 」開催
日本国際交流センター(JCIE)は、2021年12月7-8日に開催された東京栄養サミットの機会に、財務省、世界銀行グループ(世銀)、女性・子ども・青少年のためのグローバル・ファイナンシング・ファシリティ(GFF)との共催で、政府主催イベント「Investing in Nutrition – Role of catalytic financing 」を開催しました。
本イベントでは、日本と世銀グループのパートナーシップによる栄養分野へのこれまでの取り組みの紹介、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)ファイナンス及びパンデミックの予防・備え・対応の強化という国際保健アジェンダにおいてどのように栄養分野を主流化していくか、GFF及び栄養改善拡充のための日本信託基金が支援するイニシアティブの計画と実施のプロセスにおいて様々なアクターがどのように連携していくか等、について議論しました。
概要
プログラム【総合司会:大河原日本国際交流センター(JCIE)理事長】
- オープニングスピーチ(武見敬三参議院議員兼日本国際交流センター(JCIE)シニア・フェロー)
- 共催者オープニングスピーチ(マリ・パンゲストゥ世界銀行専務理事)
- パネルディスカッション
- マーティン・バン・ニューコープ世界銀行農業・食料グローバルプラクティスディレクター(チェア)
- フアン・パブロ・ウリベ世界銀行保健・栄養・人口グローバルプラクティスディレクター兼GFFディレクター
- スプラヨガ・ハディ副大統領府補佐官(人間開発・平等政策支援担当)(インドネシア)
- ナディーン・ウムトニ・ガツィンジ国家児童開発庁長官(ルワンダ)
- 佐藤正国際協力機構(JICA)上級審議役
- マティ・ディア・ワンドラーPAI(Population Action International)GFF投資グループ市民社会組織代表
- クロージングスピーチ(三村淳財務省国際局長)
報告
ウェビナー動画
資料
グローバル・ファイナンシング・ファシリティ(GFF)
“Effective Investment in Nutrition and the GFF’s Unique Role” Report (English)
“GFF 栄養分野への効果的な投資とユニークな役割” (日本語)
栄養改善拡充のための日本信託基金
POSITIONING NUTRITION WITHIN UNIVERSAL HEALTH COVERAGE (English)
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジにおける栄養の強化―保健財政運営を最適化する(日本語)
フアン・パブロ・ウリベ世界銀行保健・栄養・人口グローバルプラクティスディレクター兼GFFディレクター発表資料
登壇者一覧
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武見敬三 参議院議員 日本国際交流センター(JCIE)シニア・フェロー |
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マリ・パンゲストゥ 世界銀行 専務理事 |
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マーティン・バン・ニューコープ 世界銀行 農業・食料グローバルプラクティスディレクター |
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フアン・パブロ・ウリベ 世界銀行 保健・栄養・人口グローバルプラクティスディレクター兼GFFディレクター |
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スプラヨガ・ハディ 副大統領府補佐官(人間開発・平等政策支援担当) (インドネシア) |
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ナディーン・ウムトニ・ガツィンジ 国家児童開発庁長官 (ルワンダ) |
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佐藤正 国際協力機構(JICA) 上級審議役 |
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マティ・ディア・ワンドラー PAI(Population Action International) GFF投資グループ市民社会組織代表 |
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三村淳 財務省 国際局長 |
- GFF(Global Financing Facility/グローバル・ファイナンシング・ファシリティー): 2015年設立。女性や子供の栄養状態改善を含む母子保健分野の政策策定や、実施能力の向上のための技術支援を実施。策定された計画の実行について、世銀の低利融資等を受けることをGFFによる支援の条件とすることで、資金動員効果を企図。
- 栄養改善拡充のための日本信託基金: 2009年設立。重度栄養不良国に対し、栄養改善に係る政策の策定や、実施能力の向上のための技術支援を行い、当該国や世銀等による栄養関連の投資を後押し。