出版物
政界再編の研究
編著者
大嶽秀夫 編
発 行
有斐閣
出版年月・判・頁等
1997年12月、390頁 価格:¥2,940(消費税5%込み)
ISBN
ISBN4-641-07601-4
概 要
政治改革によって、衆議院に小選挙区比例代表並立制が導入された。新しい選挙制度の主眼は、個人後援会組織を中心とした選挙を政党本位、政策本位の選挙に変えることにより、政策を中心とした選挙の実現を図り、それによって金のかからない政治を実現することにあった。これを検証するために、96年10月に新制度下で初めて行われた衆議院選挙において、いくつかの選挙区を取り上げ、後援会などの支援組織がどのように変化したかについて分析を行った。
JCIE若手政策研究プロジェクト「新しい時代の政治の在り方」(主査:大嶽秀夫京都大学法学部教授)の研究成果。英文版はHow Electoral Reform BoomerangedとしてJCIEより刊行されている。
主な執筆者とテーマ
「都市圏における個人後援会の変容と再編」(大嶽 秀夫)
「農村型選挙区における政界再編及び選挙制度改革の影響:茨城新2区」(山田 真裕)
「大都市も下町における選挙ネットワークの変化と連続:東京17区」(バク・チョルヒー)
「大企業労使と選挙:愛知11区・茨城5区」(丹羽 功)
「ポスト55年体制期における地方レベルでの政治的再編」(谷 聖美)
「読売選挙班へのアンケート調査分析」(片岡 正昭、山田 真裕)