お知らせ

三極委員会は、2023年3月10日から12日にかけて、46カ国の政界、経済界、学界、言論界、民間機関等から260人以上の三極委員会メンバー及びオピニオンリーダーの参加を得て、インドのニューデリーで総会を開催しました。日本国際交流センター（JCIE）は、設立当初からアジア太平洋委員会事務局を担っています。

2023年は三極委員会発足から50 周年にあたり、初めてインドで総会を開催しました。3日間の会合を通じて、「インドの政治、経済、社会」、「ウクライナ戦争－平和に向けての展望」、「世界の地政学におけるインド太平洋」、「アフリカ－取り残されるリスク」、「世界的食糧危機」、「グローバル秩序の分断：決定的な10年」「投資・サプライチェーン・地政学的変化」、「インディア・スタック:公共政策へのテクノロージーの活用」、「G20－地球、家族、未来」、「世界・地域経済、貿易投資」、「ソーシャルメディアは民主主義を強化するのか弱体化させるのか」、「人類にとってのデジタルの将来」、「グローバルサウスとネットゼロ」、「今後50年と三極委員会」などについて議論が行われました。また、スブラマニヤム・ジャイシャンカル インド外務大臣、河野太郎 デジタル担当大臣の登壇、インドグループ主催による50周年記念ガラディナーが実施されました。
50周年を記念し、発足当初から三極委員会アジア太平洋ディレクターを務めている、JCIE専務理事・事務局長 勝又英子の功績が称えられ、本インド総会をもってディレクターを退任することになりました。

三極委員会では、35歳以下の将来有望な若手リーダーをデイヴィッド・ロックフェラー・フェローとして三極委員会の活動に招待しています。総会に先立ち、3月10日午前中に、デイヴィッド・ロックフェラー・フェロープログラムも開催しました。「アジアにおけるテクノロジーとイノベーション」、「アジアにおける経済好機と展望」、「新たな地政学的枠組み」について討議が行われました。