お知らせ

 

日本国際交流センター(JCIE)は、3月28日(火)に、公開シンポジウム「インド太平洋の普遍的価値の擁護」-G7・日本の役割- を衆議院第一議員会館 国際会議室にて開催します。日本が議長を務めるG7広島サミットの機会を捉え、普遍的価値やルールに基づく国際秩序の維持・擁護のため日本が果たすべき役割とG7への期待について、政界、学界、経済界、市民社会などマルチステークホルダーの視点から議論を深め、日本政府への提言を行うことを目的としています。

 

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概要

日    時: 2023年3月28日(火)15時~17時
場    所: 衆議院第一議員会館国際会議室
言    語: 日英同時通訳
参 加  費:   無料
参 加 方  法:   会場参加またはオンライン試聴(YouTubeライブストリーミングも実施予定です)

 

下記よりお申込みください。

 

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YouTubeライブストリーミング

 

●日本語による同時通訳
https://www.youtube.com/watch?v=cDavLAJh4ig

●英語による同時通訳
https://www.youtube.com/watch?v=BLwHqX68OHQ

 

** 議論への質疑は、YouTube のチャット欄に質疑内容を記入の上、投稿してください。入力の際、先頭に所属とお名前のご入力をお願いします。
なお、質疑を投稿する場合は、YouTube アカウントあるいは Google アカウントの作成が必要です。ただし、視聴のみの場合は、このアカウントは必要ありません。
進行の都合上、すべての質疑にお答えできない場合もございますこと予めご了承ください。

 

ディスカッションポイント

インド太平洋地域における民主的価値・人権・ルールに基づく国際秩序に対する具体的脅威を共有し、それらを擁護するための日本が果たすべき役割とG7サミットへの期待について、「市民社会」、「法律」、「アカデミア」、「企業」の各視点からお話いただきます。

 

シンポジウム趣旨

 新型コロナウイルスによるパンデミックでは、世界各地域で権威主義的な統治手法が拡大し、民主主義の後退が加速しました。2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻により勃発したウクライナ戦争は、ルールに基づく国際秩序がいかに脆弱なものであるか、また、その強化を図ることが日本及び世界の平和と繁栄にとっていかに不可欠で死活的な課題であるかを如実に示しています。

 

 こうした背景のもと、2022年8月、JCIEは「サニーランズ・イニシアティブ*」の第二回会合をインド太平洋地域で民主化支援や民主的ガバナンスの擁護に取り組む有識者の参加を得て、神奈川県小田原市にて開催しました。この会合では、インド太平洋地域で民主的な普遍的価値を擁護しルールに基づいた秩序を擁護するため、政府レベルでの優先順位を高めるとともに市民社会レベルでもパートナーシップを強化する必要があること、そのため新たな資金メカニズムも含め市民社会組織やメディアに対する支援の強化策を検討することが合意されました。

 

 2021年G7拡大首脳会合において「開かれた社会(Open Society)」声明(議長国イギリス)、2022年G7拡大首脳会合において「強じんな民主主義(Resilient Democracies)」声明(議長国ドイツ)が採択されています。これを受け、2023年の議長国を務める日本には、自由、民主主義、人権などの基本的価値を共有するG7諸国と同志国の結束を促し、ルールに基づく国際秩序をいかに堅持していくか指導的役割を果たすことが大いに期待されているとともに、広島サミット拡大首脳会議において、人権の尊重、法の支配など普遍的価値の擁護に関していかなるメッセージが発出されるか世界中の多様なアクターが注目しています。

 

 

プログラム

開会の辞 大河原 昭夫 (公財)日本国際交流センター(JCIE)理事長

 

第一部 基調発言

中谷 元 内閣総理大臣補佐官(国際人権問題担当)

 

イニシャル・リマークス:目的及びプロジェクトフレームワーク

高須幸雄JCIE民主主義の未来プロジェクト主査

 

コメント

主に出席国会議員より

 

第二部  パネルディスカッション
 問題提起/モデレーター: 

 高須 幸雄 JCIE民主主義の未来プロジェクト主査
 

 パネリスト: 

 若林 秀樹   Think Lobby所長、特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)理事
 矢吹 公敏   日本弁護士連合会国際交流委員会委員、矢吹法律事務所パートナー
 市原 麻衣子    一橋大学大学院法学研究科教授
 銭谷 美幸  株式会社 三菱UFJフィナンシャル・グループ
        グループ・チーフ・サステナビリティ・オフィサー 兼
        株式会社 三菱UFJ銀行チーフ・サステナビリティ・オフィサー

 

コメント-質疑応答 

 

閉会の辞 高須幸雄JCIE民主主義の未来プロジェクト主査

 

問合せ

公益財団法人日本国際交流センター 民主主義の未来事業担当:田井中、近藤

jcie_secretariat @jcie.jp

*送信する際は、@の前のスペースを削除してください。

 


民主主義の未来プロジェクトの概要

冷戦終結により共産主義は自壊し、勝利した自由と民主主義が世界に拡散していくと信じられていました。ベルリンの壁崩壊から30年が経った今、世界各地では権威主義的統治手法が拡大し、先進民主国でさえポピュリズムの台頭でぐらつき始めています。今日の世界において、民主主義は顕著に後退していると言っても過言ではありません。

こうした問題意識を踏まえ、JCIEは、国際秩序と普遍的価値が現在どのような脅威にさらされているのかを理解し、日本としてどのような政策を展開できるのか検討する研究プロジェクト「民主主義の未来 -私たちの役割、日本の役割」を2018年に開始しました。

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