活動報告
日本国際交流センター(JCIE)は、加藤勝信厚生労働大臣(当時)が、結核並びに非感染性疾患に関する国連ハイレベル会合に参加するため訪米された機会を捉えて、米国医学アカデミー(NAM)、戦略国際問題研究所(CSIS)との共催により「第3回日米グローバルヘルス協力対話」を9月28日に米国科学アカデミーで実施しました。米国からはエイザー保健福祉省長官始め、同省高官、NAMの事業に関わる学者・実務家、世界銀行関係者、そして特別ゲストとしてエイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)のピーター・サンズ事務局長が参加し、日本からは塩崎恭久前厚生労働大臣、武見敬三参議院議員他、関係省庁高官、学者・実務家が参加しました。
本対話では、午前中にヘルスセキュリティについて、午後に国内医療制度改革について、いかに日米協力を強化しうるか議論を行いました。また、昼食会ではピーター・サンズ グローバルファンド事務局長が就任後の6か月を振り返るスピーチ及びディスカッション、夕食会では日本が議長国を務めるG20についてパネルディスカッションを行いました。
プログラム
開会
ビクター・ザウ | NAM会長 |
J. ステファン・モリソン | CSIS副所長、グローバルヘルスポリシーセンター所長 |
武見 敬三 | JCIEシニア・フェロー、参議院議員 |
特別発言
加藤 勝信 | 厚生労働大臣 |
アレックス・エイザー | 保健福祉省長官 【スピーチ原稿】 |
討議
午前:グローバルヘルスセキュリティ(モデレーター:J. ステファン・モリソン)
国際的な資金メカニズム |
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鈴木 康裕 | 厚生労働省(厚労省)医務技監 |
ティモシー・G・エバンス
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世界銀行保健・栄養・人口グローバル・プラクティス担当シニア・ディレクター |
グローバルなパンデミックへの備えと対応 |
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尾身 茂
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(独)地域医療機能推進機構理事長、名誉世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局長 |
ミッチェル・I・ウルフ
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米国疾病予防管理センター(CDC)ワシントン事務所主席医務官・所長代行(元海軍少将) |
バイオリスクへの備え | |
四ノ宮 成祥 | 防衛医学研究センター長 |
ロバート・カデラック | 保健福祉省健康危機対応担当次官補 |
昼食会合:特別講演
ピーター・サンズ | グローバルファンド事務局長 |
午後:効果的な保健システムの構築(モデレーター:ビクター・ザウ)
効果的な保健システムの持続性 |
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塩崎 恭久 | 衆議院議員、前厚生労働大臣 【発言原稿】 |
エイミー・バッサノ
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保健福祉省メディケア・メディケイドサービス・センター メディケア・メディケイド・イノベーション・センター副所長 |
プライマリ・ケアと公衆衛生 |
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武田 俊彦 | 前厚生労働省医政局長 |
ドン・J・ライト | 保健福祉省保健担当副次官補、疾病予防・健康増進担当室長 |
高齢化対策 |
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中谷 比呂樹
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慶應義塾大学グローバルリサーチインスティチュート(KGRI)特任教授・上席所員 |
ドン・J・ライト | 保健福祉省保健担当副次官補、疾病予防・健康増進担当室長 |
(肩書きは開催当時のもの)
夕食会合:2019年G20について
武見 敬三 | |
マイケル・ライシュ | ハーバード大学公衆衛生大学院武見国際保健プログラム教授 |
マーク・ダイブル | ジョージタウン大学医学センター教授、同グローバルヘルスとクオリティ・センター共同ディレクター |
過去の日米グローバルヘルス対話
共催:JCIE・米戦略国際問題研究所(CSIS)
日時:2017年5月3日
場所:米国ワシントンDC CSIS
主催:JCIE
協力:国連財団
日時:2017年3月7日
場所:米国ワシントンDC 国連財団