活動報告
2010年5月14日にニューヨークで実施したセミナー「人間の安全保障と健康」を受けて立ち上げた「健康と人間の安全保障」研究・対話プロジェクトの一環として、第3回TICAD(アフリカ開発会議)閣僚級フォローアップ会合(2011年5月1-2日)のサテライト・セミナーとして、世界基金支援日本委員会、アフリカ高等経営研究所(CESAG)、独立行政法人 国際協力機構(JICA)との共催で、「アフリカにおける健康と人間の安全保障」をテーマとするシンポジウムとラウンドテーブルを開催した。なお、本セミナーは、外務省、世界保健機関(WHO)/アフリカ保健機関(AFRO)、世界エイズ・結核・マラリア対策基金、世界銀行の後援を得て実施された。
本セミナーについては、閣僚級会合における松本剛明外務大臣の開会式挨拶でも言及され、2日の午後に開催したシンポジウムには閣僚級会合出席者を含む約70名の参加を得られた。翌日のラウンドテーブルにも、国際機関関係者、学者、NGO関係者、等40名以上の参加を得た。
シンポジウム
14:00-14:20 | 開会挨拶 山本 正 (公財)日本国際交流センター理事長<モデレーター> アウ・ブーバカー CESAG経営・起業・組織高等研究所チーフ [セネガル] 押山和範 JICAアフリカ部部長 |
14:20-14:50 | 開会演説 ウーマ・サール セネガル都市化・住宅・建設・水利大臣 高橋千秋 外務副大臣 |
14:50-15:30 | 基調講演:アフリカにおいて「健康と人間の安全保障」が意味するものは何か モデレーター:山本 正 スピーカー: ミリアム・ウェレ 野口英世アフリカ賞受賞者 [ケニア](資料 ) 高須幸雄 国連事務総長特別顧問(人間の安全保障担当)、人間の安全保障担当大使(資料 ) |
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15:45-17:45 | 現場にみる「健康と人間の安全保障」 モデレーター: チェック・ティディアン・タール アフリカ・エイズ・サービス団体協議会(AfriCASO)事務局長 [セネガル] 神馬征峰 東京大学大学院国際地域保健学教授(資料 ) プレゼンター:
2.コミュニティによる健康脅威への対応を可能とする保護の強化-政策、実施、サービス提供 討議 |
17:45-18:15 | 閉会:健康と人間の安全保障に向けたアフリカ戦略 モデレーター:山本 正 スピーカー:マッシディソ・モエティ AFRO地域事務所長補 閉会挨拶:アウ・ブーバカー |
ラウンドテーブル
9:00-9:15 | 開会挨拶 モデレーター:山本 正 アマニ・コフィ CESAG保健経営高等研究所ディレクター 深田博史 駐セネガル日本国大使 大久保久俊 JICAセネガル事務所長 |
9:15-10:30 | セッション1:事例研究の中間報告 モデレーター:スーザン・ハバード 米国法人 日本国際交流センターシニア・アソシエイト プレゼンター:
討議 |
10:45-12:15 | セッション2:ミレニアム開発目標(MDGs)の達成、福祉の実現と人間の安全保障アプローチの付加価値 モデレーター:ローラ・ダーレ 討議者: チェク・セイディル・モクター・ムバッケ INDEPTHネットワーク科学諮問委員 [セネガル] カルロス・サントス・ブルゴア 汎アメリカ保健機関(PAHO)暴力・傷害・人間の安全保障上級顧問 討議 |
12:15-12:45 | 閉会セッション モデレーター:山本 正 スピーカー: ブルーノ・キルンガ・クバタ アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)アフリカ保健イニシアティブ研究コーディネーター ミリアム・ウェレ 高須幸雄 |