活動報告

2013年12月5-6日、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に関する国際会議(世銀、日本政府共催、当センター協力)が東京で開催され、保健大臣と政府高官を含む約200名が参加した。議論は、日本とその他の国々のUHCの経験に関する事例研究に基づいて行われた。5日のラウンドテーブルでは、事例研究で取り上げられた日本とその他の国々の研究成果が共有され、UHCの財政的・人的側面について検討された。翌6日の保健政策閣僚級会合には、各国の政策決定者が出席し、麻生太郎財務大臣及びジム・ヨン・キム世界銀行グループ総裁によるスピーチ、共同研究プログラムの共同議長である武見敬三参議院議員、ティモシー・エヴァンス世界銀行グループ局長からは共同研究の主要政策メッセージが参加者に共有された。それを踏まえ、出席した保健大臣によるパネル・ディスカッション、保健問題に取り組んでいる国際機関やドナー、市民社会組織(CSO)によるラウンドテーブルが持たれ、研究成果に関するフィードバックを得た。さらに、WHOと世界銀行が始めたUHCを具体的に推進するための評価指標・手法に関するイニシアティブについても議論が持たれた。

  

参考

世界銀行グループ ウェブサイト

外務省 ウェブサイト


保健政策閣僚級会合:ユニバーサル・ヘルス・カバレッジに向けて

⇒ 動画で見る(YouTube)
日本語 | English      

2013年12月6日
主催:日本政府、世界銀行
協力:(公財)日本国際交流センター

9:00-9:50      
 オープニング・セッション
歓迎の辞

  • 武見 敬三 参議院議員(プログラム調整委員会共同議長)
  • マーガレット・チャン 世界保健機関(WHO)事務局長
  • ティモシー・エヴァンス 世界銀行人間開発ネットワーク保健・栄養・人口(HNP)局長(プログラム調整委員会共同議長)

開会の辞  麻生 太郎 副総理兼財務大臣
基調演説  ジム・ヨン・キム 世界銀行総裁 

モデレーター: 渋澤 健 (公財)日本国際交流センター理事長
  
ジム・ヨン・キム氏         ティモシー・エヴァンス氏
9:50-11:10 日本の経験:ユニバーサル・ヘルス・カバレッジをいかに達成し維持するか
  武見 敬三
日本政府と世界銀行による保健共同研究:成果と教訓
  ティモシー・エヴァンス

パネル・ディスカッション:

  • ウィリアム・シャオ ハーバード大学公衆衛生大学院経済学 李國鼎(K. T. Li)教授
  • スーマン・クオン ソウル国立大学校公衆衛生大学院学部長
  • 池上 直己 慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教授

全体討議
モデレーター:マイケル・ライシュ ハーバード大学公衆衛生大学院国際保健政策武見太郎記念講座教授

11:30-12:30     閣僚級ラウンドテーブル
パネリスト(国名アルファベット順):

  • ケベデ・ワーク エチオピア保健国務大臣
  • シェリー・アイッテイ ガーナ保健大臣
  • ペ・テ・キン ミャンマー保健大臣
  • アワ・マリー・コール=セック セネガル保健・社会活動大臣
  • ティエン・グエン・ティ・キム ベトナム保健大臣
  • モデレーター:武見 敬三、ティモシー・エヴァンス
13:30-14:30 UHCの効果測定
プレゼンテーション:ティーズ・ボーマWHO保健統計・保健情報システム担当部長、ティモシー・エヴァンス
討議者:

  • シン・ヨン・スー WHO西太平洋地域事務局長
  • マーク・ピアーソン 経済協力開発機構(OECD)保健局長

全体討議
モデレーター:ウィリアム・サマースキル『ランセット』編集主幹

15:00-16:30 パートナーシップ・ラウンドテーブル
- 開発パートナー、市民社会組織(CSO)代表による討議
全体討議
モデレーター:加藤 宏 独立行政法人 国際協力機構(JICA)理事
16:30-16:40 閉会の辞
田村 憲久 厚生労働大臣
ティモシー・エヴァンス

 

UHCに関するテクニカル・ラウンドテーブル
2013年12月5日 
主催:日本政府 共催:世界銀行
協力:(公財)日本国際交流センター

9:30 – 9:40 歓迎の辞

  • 池上 直己 慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教授
  • ティモシー・エヴァンス 世界銀行グループ 人間開発ネットワーク保健・栄養・人口(HNP)局長(プログラム調整委員会共同議長)
9:40 – 10:30 UHCにおける各国の経験の共有
低・中・高所得国それぞれにおけるUHCの成果と教訓
  前田 明子 世界銀行グループ主席保健専門官
日本事例研究:主要な成果と低・中所得国への教訓
  池上 直己教授
モデレーター:ウィリアム・シャオ ハーバード大学公衆衛生大学院経済学 李國鼎(K. T. Li)教授
10:30 – 12:15     各国の事例研究発表

  • エチオピア:フイフイ・ワン 世界銀行グループアフリカ地域保健経済専門官
  • バングラデシュ:エレーヌ・バロワ 世界銀行グループヘルス・エコノミスト
  • ベトナム:トラン・バン・ティエン 保健省健康保険局副局長
  • インドネシア:ウントゥン・スセノ・ソタージョ 保健省保健人材開発・能力強化委員会委員長

質疑応答
モデレーター:トリーナ・ハーク 世界銀行グループアフリカ地域保健部門マネージャー

13:15 – 15:00 各国の事例研究発表

  • ガーナ:シルベスター・メンサ 国民健康保険庁CEO
  • ペルー:ウォルター・ビゴ 保健省保健制度改革支援計画統括調整官質疑応答
  • ブラジル:エドソン・アロージョ 世界銀行グループ保健経済専門官
           カルロス・オクタビオ・オケレイス 応用経済研究所エコノミスト
  • トルコ:ボルクマン・セチンカヤ 保健省大臣アドバイザー、ヘルス・エコノミスト

質疑応答
モデレーター:オルソジ・アデイ 世界銀行グループアフリカ地域保健部門マネージャー

15:15 – 16:15 各国の事例研究発表

  • タイ:ウェラポン・パチャラナルモル 公衆衛生省保健政策研究所上級研究員
  • フランス:アンキット・クマール:OECD雇用・労働・社会問題局保健課保健アドバイザー
    ヘレン・バロイ 世界銀行グループヘルス・エコノミスト

質疑応答
モデレーター:トーマス・パル 世界銀行グループ東アジア・太平洋地域保健部門マネージャー

16:15 – 17:15 UHCに関する各国の経験の共有
パネル・ディスカッション
パネリスト

  • ジョセフ・カッツン WHO保健財政調整官
  • マイケル・ボロウィッツ 世界基金主席エコノミスト
  • ララ・ブレーリー セーブ・ザ・チルドレンUK 政策・研究上級アドバイザー

全体討論
モデレーター:マイケル・ライシュ ハーバード大学公衆衛生大学院国際保健政策武見太郎記念講座教授

17:15 – 17:30 閉会の辞
神田 眞人 財務省国際局開発政策課課長

◆お問い合わせ: support@jcie.or.jp

◆個人情報保護方針

公益財団法人 日本国際交流センター

〒107-0052
東京都港区赤坂1丁目1番12号 明産溜池ビル 7F

Tel.03-6277-7811 Fax.03-6277-6712


米国法人 日本国際交流センター (JCIE/USA)

475 Riverside Drive, Suite 731

New York, NY 10115 USA

Tel: +1 (212) 679-4130


日本語サイト https://www.jcie.or.jp/japan

グローバルサイト https://www.jcie.org

Copyright © Japan Center for International Exchange (JCIE)