日本国際交流センター(JCIE)では、2021年4月より、休眠預金等交付金を活用した「支援が届かない在留外国人等への人道的支援-孤立に陥らないための支援体制の基礎づくり」事業(ジャパンプラットフォームとの共同事業。以下、HAMIS(Humanitarian Aid for Marginalized Immigrants)とする)を実施しています。
このたび、全国の在留外国人関連活動を行う市民公益活動団体を対象に助成公募を行い、助成対象事業が決定しましたので公表します。助成公募には、16団体の応募があり、外部専門家により構成された選考委員会の厳正なる審査により、8団体の事業が採択されました。
採択された8つの事業は、帰国困難に伴い不安定な在留状況の中、生活困窮状態に陥った在留外国人を対象に食料や一時的居住の場の提供、医療支援を行う「緊急人道支援」と、言葉の壁による情報取得の困難、失業・収入減による生活困難、社会のセーフティネットへのアクセス困難などを抱える在留外国人への相談・同行支援、日本語教育、就労支援を中心とした「自立支援」を行います。また、各地域での支援が持続可能なものになるように、支援者側の支援力強化や、当事者である在留外国人が支援者となり支援を支えていけるような人材育成などの取り組みが本事業で実施されます。
コロナ禍の長期化に伴う環境変化に応じた緊急かつ的確な支援が求められる中、JCIEでは、事業実施後を見据えて日本社会に置いて在留外国人が孤立することなく、自ら生活基盤を構築するために求められる適切な支援が受けられる体制づくりに向けて取り組んでいきます。
採択事業
・採択事業情報
選定のプロセス
- 公募期間:2021年3月23日~2021年4月12日(公募情報の詳細は、こちら)
- 公募説明会:2021年3月25日
- 応募団体へのヒヤリング(応募団体の詳細は、こちら)
- 選考委員会:第1回(2021年4月16日)第2回(2021年4月23日)
- 内定団体の決定:2021年4月23日(応募団体に対するJCIEの見解をJPFに提出、JPF専門家審査にて決定)
- 応募団体への審査結果通知:2021年4月24日