活動報告

日本国際交流センター(JCIE）では、日米両国の若手政治リーダーの交流を目的として、米国青年政治指導者会議（ACYPL）との共催で「日米青年政治指導者交流プログラム」を実施しています。例年は、約10日間にわたり両国の若手地方議員や政治関係者などの代表団が相互に訪問し、ワシントンDCや東京および地方都市2か所に滞在し、政治、経済、社会の課題に関してブリーフィングを受けるなど交流を深めるプログラムを行っていますが、本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、オンラインにてブリーフィングセッションを開催しました。

 

5月17日～6月4日にかけて、「日米青年政治指導者オンライン交流プログラム」と題して、州議会議員をはじめとする地方議員、地方政府幹部職員、民間政治団体幹部など民主・共和両党１７名で構成された米国代表団向けブリーフィングを６回シリーズで行いました。国会議員、本プログラムで訪米したアルムナイの地方議員、各分野の専門家をスピーカーに迎え、「日本の政治・経済・社会の概観」、「日本経済：現状と変遷」、「日本のコロナ対策と東京オリンピック・パラリンピックへの準備」「地方政治・選挙の仕組み」、「日本の外交安全保障政策」「国会議員との対話：日本の政治アジェンダ」をテーマに、ブリーフィングを受け、活発に意見交換と交流を行いました。

 

オンライン会議の特性を活かし、全米各地から多様な参加者があり、チャット機能なども駆使しながらリアルタイムで質問やコメントが飛び交うインタラクティブでセッションが実現できました。

 

 

1973年の開始以来、日米青年政治指導者交流プログラムの参加者は、日米両国で延べ約300名にのぼり、歴代の参加者の間で世代を超えた広範なネットワークが形成されています。本プログラムは、国際交流基金日米センターおよび一般財団法人MRAハウスからの助成で実施しています。

 

今回のプログラム参加者は、以下のとおりです。

 

参加者 

 

ラジーブ・アリ-ブレナン　(Hon. Raghib Allie-Brennan)
　コネチカット州議会下院議員（民主党）

シリン・ビデル-ニヤット　(Ms. Shrin Bidel-Nyat)
　米国州・郡・市職員同盟 政治局次長（民主党）

エリザベス・グランブリング（Ms.Elizabeth Grambling）
　ジェンダーと生殖の公平性のための協力連合 最高戦略・執行責任者(民主党)

ブルック・グリーン（Hon.Brook Green ）
　アイダホ州議会下院議員（民主党）

キャサリン・グンサルス（Ms.Catherine Gunsalus）
　カンザス州務次官補兼カンザス州務長官首席補佐官（共和党）

ホーリー・キム（Hon.Holly Kim）
　レイク郡財務長官（民主党、イリノイ州）

ネイサン・リンゼイ（Mr. Nathan Lindsay）
　ケイ・アイヴィー アラバマ州知事室連絡調整部長 (共和党）

スーザン・マンチェスター（Hon. Susan Manchester）
　オハイオ州議会下院議員（共和党）

ジョン・モントゴメリー（Hon. John Montgomery）
　オクラホマ州議会上院議員（共和党）

ステファニー・モレノ（Ms. Stephanie Moreno）
　南テキサスエネルギー・経済連合事務局長（共和党）

マーヴィン・ペンダーヴィス（Hon. Marvin Pendarvis）
　サウスカロライナ州議会下院議員（民主党）

ダニエル・ザイデン（Mr. Daniel Saiden）
　アリゾナ商工会議所会長兼CEO（共和党）

ジャスティン・スミス（Mr. Justin Smith）
　ミズーリ州司法長官室特別訴訟担当参事官（共和党）

パトリック・テスティン（Hon. Patrick Testin）
　ウィスコンシン州議会上院議員（共和党）

カルロス・トボン（Hon. Carlos Tobon）
　ロードアイランド州議会下院議員（民主党）

メリッサ・ヴェルハウゼン（Hon. Melissa Welhausen ）
　ペイジ郡選挙管理委員長（共和党、アイオワ州）

マシュー・ホイットリー（Mr. Matthew Whitley ）
　マリオン郡検察庁重大犯罪部門次席検事（民主党、ケンタッキー州）